ピコ手サークルが送るオフセっぽいコピー誌の作り方を書いてから、早6年経ちました。当時100部刷っても余ってしまう当サークルは、その後毎年コミケに申し込みをし、毎回当選し、ほぼ毎回新刊を出し続けたところ、50部刷っても余ってしまうサークルにランクダウンしてしまいました。というわけで、自分に対する備忘録としてコスト面ではパワーアップしたコピー誌の作り方です。ちなみに作成冊数は30冊です。
1.表紙を高彩度オンデマンドで作成する
前回はオフセで作っていましたが、さすがに30部では高すぎる。というわけで通常のオンデマンドより発色の良い高彩度オンデマンドで作成します。あとPPの有無で結構見た目に差が出るのでクリアPPにしています。印刷所は本文を前回同様EditNet DIYで作るので表紙もEditNetにしています。
-7100円(今回はフェアー中のため通常のオンデマンドカラーと同じ価格)
ぱっと見違いが判らないかもしれませんが、左から「高彩度オンデマンドwithクリアPP」「高彩度オンデマンド」「通常オンデマンド」になります。
2.本文印刷
EditNetプリンテックDIYで綴じまで実施……したかったのですが、表紙をPP張りすると綴じるために表紙をコピー機に挿入することができなくなるとのことでした。そんなわけで本文だけ綴じます。今回も「淡クリームキンマリ(90kg)」を追加料金なしで使います。印刷は普通に1枚10円(両面印刷なら20円)。綴じに関しては追加料金なし
前回も書きましたが、本文印刷用のデータはPDFデータをもっていけばデータから直接印刷できます。ここらへんはEditNetの入稿手引きの最後にEditNetプリンテックDIYのことが書いてあるのでそちらを見たほうが早いかも。あと、最近はコンビニコピー機でも同様のことができるようになったので、EditNetプリンテックDIYの強みは、そこそこの紙が追加料金なしで使えることになると思います。
3.製本
今回は機械で綴じまで自動で実施してくれないので手動でやります。30部しか作らないので頑張ります。
3-1.準備
表紙と綴じまで終わった本文を用意します。本文を印刷するときに表紙も店頭受け取りできるので宅配代金が節約できます。
3-2.折り目を付ける
普通のコピー紙のように折ってもきれいには折れないので折り目をつけます。カッターの反対側でなぞります。
3-2.折る
折り目に沿って定規を固定して、そこに折り目を当てながら、ゴイッと折ります。
3-3.のり付け
木工用ボンドを折り目につけます。はみ出ないように注意!
3-4.本文を挟み込む
3-5.完成
4.断裁
16Pぐらいまでなら断裁しなくてもそれなりの見た目になると思います。
もし、する場合は、キンコーズ断裁で料金は一太刀100円。自分の場合は、自炊用の断裁機を買ったので実際には不要といえば不要なのですが。
今回はB5 12P 30部だったので、8300円(+あとは交通費とか時間とか)になりました。でも、普通にポプルスで印刷すると(通常オンデマンドだけど)もっと安くなるんですね。時代は変わったものです。
ちなみに、高彩度オンデマンドwithクリアPPだと結構見た目が良くなりますね。PPを諦めれば表紙も一緒に中綴じできるのですが……見た目的には必須の気がします。