ピコ手サークルが送るオフセっぽいコピー誌の作り方
【2016/1/3追記】続編(?)というわけで続・ピコ手サークルが送るオフセっぽいコピー誌の作り方をUPしました。PP張りをするとコピー機で製本できなくなってしまったようです。
--------------------------
ちなみに「創り方」ではなく「作り方」です。
オフセの本を作りたいけれど100部でも余ってしまう。だけど、オンデマンドだと表紙の発色が今一なのでオフセっぽい本が作りたい人への手順書です(というか、自分に対する備忘録)。概ね同じ流れで作っている人はいると思うけど、この組み合わせで作っている人は珍しいはず。
1.表紙はオフセで作る
カラー表紙専門の印刷所に入稿する
色々な印刷所や料金設定があると思うけれど一般的なのは下記だと思う。
関西美術印刷:納期3週間 B5100部 クリアPP ネット入稿自宅送料込み 14670円
松本コロタイプ:納期2週間 B5100部 クリアPP 自宅送料込み 12900円
両方の印刷所を使ったことがあるけれど、今回は関美で作ってます。
ちなみに表紙の断裁をしてもらう必要はありません。
2.本文印刷+製本(綴じ)
EditNetプリンテックDIYで綴じまで実施
両面印刷をする場合は、そこそこの本文用紙が無料で使用できる。今回は「淡クリームキンマリ(90kg)」を使用。表紙の断裁も無料で実施してもらえるので作る部数分だけ表紙を持っていく。ただし、失敗しても良いように多少多めに持っていくこと。
印刷は普通に1枚10円(両面印刷なら20円)。綴じに関しては追加料金なし
本文印刷用のデータはPDFデータをもっていけばデータから直接印刷できる。面付けしたPDFを持って行っても良いし、面付けしていない連続ページPDFでも勝手に面付けしてくれる。ただし、自動面付けの場合は「のど」に関しても7mm程度余白が出来ることに注意。ちなみに印刷は中綴じ対応の両面印刷。自分で面付けデータを作るときには注意
コピー機の設定は表紙持込、両面印刷中綴じにする。EditNetの人にやり方は聞けば大丈夫。勝手に印刷して、勝手に折って、勝手に綴じまで実施してくれる。設定をするだけで後は待ってるだけで凄い楽。(オフセ印刷クリアPPの表紙を使用した人は初めてらしく、実際に印刷してみたところ注意する点が多少あるみたいだけど、次回以降はEditNetの人も慣れているので大丈夫でしょう)
分かりづらいかもしれませんが、普通のホッチキス止めではなくて印刷所の折本のようなホッチキス止めになる。
3.製本(断裁)
そのままだと、「小口」側がみっともないので…
キンコーズで断裁してもらう。料金は一太刀100円。表紙込みP28で5~6冊で一太刀。すると、下記のようにすっきりとなる。(上と下はきれいにそろっているので断裁は不要です)
まあ、きれいに出来る自信があるなら自分でカッターと定規で断裁しても良いかも
ぱっと見た目は印刷所で作ってもらったような本になります。4コマ系だと端っこの余白を気にする必要がなくなるので、完全に区別がつかないかも。
今回の方法で本文yページの本をx冊作る場合の費用は
「14670+10*(y/2)*x+20*x」ぐらい?
ちなみにB5 本文24P 50部作ると21670円(+あとは交通費とか時間とか)。
同人印刷所と比較してみる(B5 表紙込み28P 50部)
ねこのしっぽ:41900円[ちびねこパックC](表紙だけ先行入稿可能ならもう少し安くなる)
あかつき印刷:32600円[表紙:関美 本文:基本料金計算]
コピー誌の醍醐味には色々あると思うけど、こーいう観点もってことで。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
すげー助かります。ありがと
投稿: ものポーラー | 2009.11.18 03:51